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分け入っても分け入っても青い山

トランスフォーマーZ
重機動戦闘員 カエン
山岳戦闘員 セイザン


たまには古い物も出してみようかと思いまして、今回はクラシック棚から一掴み、トレインボットからセイザンとカエンを紹介したいと思います。
ライデン関係では以前、ゲツエイを紹介したのですがあれはヘッドマスターズ(1987年)の時に発売されたもので、今回の2つはトランスフォーマーZ(1990年)の時に再販されたものになります。違いとしてはパッケージの変更とシークレットエンブレムが無くなっているのが大きな点でしょうか。

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パッケージの絵柄が変わっているという他に厚みも薄くなっていて、微妙に省スペース化されています。
あと、ちょっとうろ覚えですが、パッケージ裏の写真はダイアクロン時代のものではないかと思います。

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カエンのビークルモードはDE10型ディーゼル機関車となっていて、一般的な電気機関車やディーゼル機関車よりも実物は小型なのですが、トレインボットの中では一番大柄となっています。
それから、個人的な疑問ですがDE10はどちらが前なのかわかりません。私は長い方が前と考えるほうがカッコイイと思っていますが、実物の写真を探すと短いほうが前になっているのもあるので、おそらくどちらでも良いんでしょうね。

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鉄道のことはよくわかりませんが、DE10は汎用性が高いのかよく近所でも貨物を運搬している姿を見ますし、左の写真は「くしろ湿原ノロッコ号」と呼ばれる観光列車ですが、こういったものにも流用されているようです。
あと、大きさ(スケール)の問題と、どちらが前かという疑問を解消するDD51というディーゼル機関車も実際にはあるのですが、どうしてこちらを採用しなかったのかというと答えはあとでわかります。

それではトランスフォーム!!

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トレインボットはダイアクロン時代にトレインロボとして販売されたものの流用品なので、いきなり先頭部分を切り離して組替え変形するなど、なかなか古風な変形をこなします。

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<プロフィール>
勇敢なパワータイプの戦士。年齢は人間で35歳位。自分の姿に誇りを持っている。作中ではショウキに次いで発言する場面が多い。DE10形ディーゼル機関車に変形。パワーレーザーが武器。ライデンに合体する際には腹・腰から脚の付根にかけてと頭に変形する。6両連結形態において前から5番目に連結する。名前の由来は火炎から。
(設定はヘッドマスターズ時のものです)


ダイアクロン時代も所持していた私はカエンというと胴体が横に広くガニ股で脚が短い「どすこい体型」という印象があったのですが、それから30年経った今回、写真を撮るにあたって初めて変形が間違っていたことに気が付きましたよ。
なんだ、脚は伸びるし股の幅も狭めることができるんですね。意外とスマートな体型だったことに初めて気が付きました。

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「どすこい体型で股割りもできますよ」的なことを書こうと思って写真を撮っていたら脚が伸びるのに気が付くという・・・因果なものです。
ちなみに右の写真はライデン合体時のカエンですが、機関車の先頭部分はライデンの頭になるのでこの余剰を出すためのDE10だったんですね。


さて、続きましてセイザンの紹介です。
さすがにカエンだけでは記事が短いかなと思って今回は2つ紹介するのですが、希少価値が高いのに記事的にはボリュームが少ないというのは困ったものです。

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セイザンもZ仕様のパッケージで、シークレットエンブレムもオミットされています。

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セイザンのビークルモードは「L特急485系特急電車」となっていて「エル特急」というのはウィキペディアによると「昼行で運行本数の多いJR在来線の特急列車の愛称である。特急料金は特急と同額。時刻表や列車のヘッドマーク・方向幕では、「L」を新幹線0系電車のシルエットに図案化した記号で表される。」だそうです。
なので、平地を普通に走っているエル特急がどうして山岳戦闘員なのか理由はよくわかりません。登山鉄道とか山岳鉄道といったものは他にあるんですけどね。

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カエンとセイザンを並べると車輪の幅は同じでもカエンが実際の縮尺よりも大きく作られている為、どうしても違和感があります。2両を連結できるというのはトレインボットでは常識ですね。


それではトランスフォーム!!

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カエン同様に先頭部分を取り外して、脚になる車体後部を延ばします。

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腕を展開して、腰を回転させれば変形はほぼ完了となり、トランスフォーマーというよりも最初の頃のマシンロボを思い出させます。といってもそれが分かる方もだいぶ少なくなってきたかと思いますが。

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<プロフィール>
自然を愛し、たまに山籠りをする。年齢は人間で30歳位。L特急485系特急に変形。ブレインレーザーが武器。ライデンに合体する際には右腕と左脇腹に変形する。6両連結形態においては前から4番目に連結する。
作中では一言も台詞がなく、本作のOPの集合シーンにて描かれていない。
名前の由来は青山の音読みから。
(設定はヘッドマスターズ時のものです)


ロボット状態だと列車時のラインが若干昔のジャージのようでもあり、その野暮ったさから山岳戦闘員と言われればそうかなと思えないこともないかと。
そう。昔はジャージと言えばこんな肌色っぽいのに赤のラインというのが主流でしたよ。

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ライデンの右腕の状態はこのようになります。ちなみに撮り忘れていますが、列車の先頭部分はライデンの左わき腹となって余剰対策がなされています。

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カエンとセイザンを並べるとカエンは腰の板と背中のパーツのせいで随分ボリュームがあるように見えます。

というわけでトレインボットからカエンとセイザンを紹介しましたが、これに私はゲツエイまでしか持っていませんので、あと3体集めないとライデンに合体できません。しかし現在、トレインボットを買おうと思ったら結構な値段がしますからね~。
そもそもダイアクロンの時はライデンとデバスターは同じ時期に出たものなんですが、トランスフォーマーではどういうわけか発売時期がだいぶ異なり別々の時代を戦うことになりました。そんな経緯もあってデバスターは復刻されたけど、ライデンは復刻されないんですよね。今、鉄道ってブームのようですから、この機会に復刻してはどうかと私は考えるのですが・・・。
それでは皆さん次のレビューでお会いしましょう。
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テーマ : トランスフォーマー
ジャンル : アニメ・コミック

不良少女とよばれて

参乗合体トランスフォーマーGO!
爆速鬼 バクドーラ


エクスプライムの発売で一応のピリオドを打ったと考えられる参乗合体トランスフォーマーGO!ですが、私の周辺のおもちゃ屋ではやはりというか軒並み売れ残っていて、今まさに在庫一層の投売りが始まろうとしています。そんな残り物を漁るハイエナのような私の触手がようやく動き出した今日この頃・・・。

まぁTVでアニメが放映されていないとか云々よりも、参乗合体組のデザインは平成も20年以上を経過した現代にあってはならないものだと思いますよ。いくら有名な歌手の新曲でも最初に聞いて売れなさそうな曲ってのはだいたい誰でもわかるものだと思いますが、参乗合体組は初見で売れないって思いましたよ。ただ、販売する側はそんなことCADで設計図を起こした時に気付くべきだと思います。そういうことに気付かないようだと会社が大きく傾くわけですよ。

というわけで、今更ですがバクドーラの紹介です。
バクドーラはアメリカではリップクローという名前で販売されたものを、日本版の設定に合うよう頭部を鬼のようなデザインに変更し、ボディカラーもグリーンからブルーに変更したリデコ品となっていて日本では2013年7月に発売されています。
ちなみにリップクローは設定では女となっていて、バクドーラに変更されるにあたっては性別も男に変更されたようです。

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参乗合体のストーリーコンセプトは「侍&忍者VS鬼」という構図ですが、その鬼側のビーストモードは全てドラゴンとなっていますから、バクドーラのビーストモードもドラゴンですが、これがまあ非常に良くできています。
ちなみに尻尾は軟質ゴムに短く切った竹を被せたような、非常に柔軟な構造で、尻尾の先(サイフォン・クロウ)は開閉式、顎や前足の爪も開閉することができます。

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一見ゾイドに居たような気もしますが、絵本に出てくるドラゴンのイメージを立体化したような感じで、単にリアルなドラゴンというよりも少しイラスト風にディフォルメしたような印象がとても良いと思います。日本独自の参乗合体というカテゴリーが無ければ、プライムの続編「ビーストハンターズ」の商品として作られたはずなので、優秀だったプライムのデザインラインを踏襲しつつビーストにアレンジさせたのは見事だと思います。

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ただ、惜しいことにこのバクドーラは組み間違い、要するに初期不良が多いことで有名ですが私のバクドーラも例外ではなく両ひじと両ももが逆に組み立てられています。まぁ両方とも右だったとかいう複雑な組み間違いでは無いのですが、やはり腕の可動範囲に関しては物足らないものがあります。


では、トランスフォーム!!

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ドラゴンの四肢がそのままロボットの手足になるので変形はとても簡単になっています。

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<プロフィール>
ドラゴンから「鬼」へ変形する能力を持ち、爆速鬼と呼ばれる「バクドーラ」は、プレダコン軍団「四鬼衆」の一員だ。
大きな翼を持つバクドーラはプレダコンで一番のスピードを誇る。尾の先に付いたサイフォン・クロウは敵の自由を奪うだけでなく、相手の生態エネルギーをも吸い取ることができるようだ。四鬼衆リーダーのブドーラからの命令は絶対であり、そのためには命を投げ出す覚悟もできている。頭部には4本の角がある。


TVアニメが制作されておらず、販促のDVDアニメでしかキャラクターを知ることができないのでバクドーラとブドーラの関係など設定でしか知る由もありませんが、彼らの上下関係というのはこういった感じなんですね。

DVDアニメは毎回、タイムスリップして過去の世界に行っては、レジェンディスクを手に入れる寸前(一応手に入れている)で現代に戻ってしまうという話で、私はその展開に多少イライラしていました。しかしある方に言われてこれがタイムボカン的な展開だと考えると妙に納得してしまいましたよ。
この繰り返しの設定は日本的で受け入れやすいと思いますので、ちゃんとTVシリーズで50話前後やっていれば、エクスカイザーやゴルドランのような展開も期待でき、おもちゃもそれなりに売れたんじゃないかと思って惜しい感じがしています。
ちなみにトランスフォーマープライムの後半(アイアコンの遺産争奪戦)はこの繰り返し展開になっていましたよね、前半に比べ格段に面白く感じた印象があります。

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ちなみに前述の通り、尻尾部分の軸は軟質ゴムで作られています。胴体から1節目のカバーをはずすことでフリーになりグニャっと曲げてブリスターに収納することができるわけですが、このゴムが10年、20年経過した時にどのように劣化していくのかは長期に渡ってトランスフォーマーを集めている人には気になるところです。
プリテンダーのようにヌルヌルになるのか、ランディーのように粉々になるのか・・・。

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さて、もともとは女性タイプということでスタイルは細身で体にメリハリのあるデザインとなっています。そして女性型なのに大顔(そういえば今日始まったトッキュウジャーの敵に似ているのが居た)だったリップクローに比べて顔も小さいので胴体とのバランスが良く、ここ最近発売された中ではかなりカッコイイ部類に入るのではないかと思います。
また、肩の甲冑のような装甲も鎧武者のようで、偶然ですが和風の設定に合っているのではないかと。

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ドラゴン時は尻尾の先に付いていたサイフォン・クロウは取り外して手持ち武器になりますが、爪を開いておいて、中央の突起を押し込むと爪が閉じるような仕掛けがあります。
真夏などは突起に蜜を塗ってベランダに置いておけばカブトムシなんかが獲れるんじゃないかと思いますよ。

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拳はプライムの続編ということで5ミリ穴が採用されていますので、アームズマイクロン等のマイクロンを使ってあそぶこともできます。

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他人の武器を持たせてみたり・・・。
ライフルを持たせるとティターンズ系モビルスーツの趣があるような気がします。
本当にバクドーラはロボット、ビースト両形態ともよくできていて、写真を撮るのも楽しくそれだけに初期不良が残念です。

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部下というか手下という設定なんですかね、大きさの比較の意味も含めてツインストライクと。
っていうかオボミナスの日本発売も、とても心待ちにしていたのに、彼らも鬼化させられたのは本当に残念でした。
ゴラードラもだいぶ価格が下がっているみたいですが、あのヘロヘロ合体を見せられるとオボミナスじゃなきゃ何の価値も無く購買意欲も湧きませんね。

私にとってはかっこ悪い、3体揃えないと遊べない、値段が高いと悪いこと尽くめの参乗合体組でしたが、鬼組はなかなか良さそうだったので特にバクドーラは期待していたら、今度は組み違いの不良品だらけということで、本当に良い所が無い日本展開だったと思います。
バクドーラは物が良いだけに悔やまれますよ。捨て値になったらもう一体買って組み直してみようと思います。

というわけで、参乗合体トランスフォーマーGO!からバクドーラの紹介でした。

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ところで皆さんモヤさまはご覧になっていますか?

テーマ : トランスフォーマー
ジャンル : アニメ・コミック

涙をこえて

トランスフォーマーユナイテッド
スウィープス参謀 ディセプティコンスカージ


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皇居前で怒られるロディマスコンボイ

というわけで、前回はトランスフォーマー2010の名ストーリー第28話「重すぎた使命」の紹介をしつつ復刻版ホットロディマスのレビューをしましたので、今回はその続きといたしまして、苦悩するロディマスの裏で活躍(笑)する物語のもう一人の主人公、スカージの紹介をしたいと思います。

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2010で登場する初代スカージはホバークラフト型の宇宙船(UFO?)でしたが、平成に蘇ったスカージは微妙に従来の趣を残した全翼機で、特にモチーフがあるようには思えず、見ようによってははんぺんのようでもあります。

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一番近いのはB2ステルス爆撃機だと思いますが、モチーフではないでしょう。のっぺりとしたボディですがエンジン部の作り込みなどはしっかりとしていて、あまり役には立ちませんがランディングギアも展開可能となっています。

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さて、デッドエンドとワイルドライダーの活躍(吹き替えではラナバウト、ラナマックになっている)によってロディマスコンボイからデストロンの手に渡ったマトリクスですが・・・

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使い道が分からず、とりあえず腕のSFガンに入れてみるガルバトロンでしたが、ぶっぱなしてみるも銃口から出てきたのは歴代総司令官の亡霊(コンボイも居る)でした。役に立たない上に「マトリクスを返せ~」という亡霊たちの声にあえなくマトリクスを諦めるガルバトロン。(なんだそりゃ)

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航空機としての外見は昔とだいぶ変わりましたが、頭をひょっこり出す仕草は表現されています。
あの頭を出してしゃべるシーンは当時、頭の堅かった少年時代の私には意味が理解できずスカージが嫌いでしたねー。
そもそもスウィープスというのはスカージがたくさん居るのか、スウィープスの中の特定の一人がスカージなのか、その辺も理解できず不愉快でした。

ではこのへんでトランスフォーム!!

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ひっくり返して翼を折り畳みます。

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機首を割って脚を伸ばします。      ハンマーアームじゃないよ。

航空機型トランスフォーマーの変形をアニメーション動画で表現しようとすると、吊ったりする必要があり難しいので今回は普通に説明していますが、腕の変形はやっぱり面白いので動画にしてみました。

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ヘケヘケ版サイクロナスの変形も面白いですが、同じ時期に設計されたスカージもなかなか凝っていて面白いと思います。クラシック~ユナイテッド辺りの変形機構は難しくも無いし、それでいてガワも少なく綺麗に変形がまとまっているものが多いですよね。

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普通、ヒゲのあるロボットなんか知らない人は買わないと思うんですが、その分アニメのイメージをよく再現しておりスタイルはとてもまとまっていて、蝙蝠の羽のような翼が表現されていないのが残念ですが、あとはどう見てもスカージだと思います。

<プロフィール>
スカージは、<ユニクロン戦争>と呼ばれる大きな戦いの中で誕生したディセプティコン親衛隊<スウィープス>のリーダーだ。臆病な性格で、常に同型の仲間と行動を共にしている。
ビークルモード時に使用する特殊な光・熱センサーは、自信の周囲1300mの範囲を探知することができ、周りに隠れているオートボットを見つけだすことができる。敵を一瞬にして高熱により焼き払う、レーザーブラスターライフルを使い敵と戦う。


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その「レーザーブラスターライフル」というのは背中に格納されているレーザーライフルとツインブラスターを合体させたものです。

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「でも、マトリクスは宇宙そのものを知るキーのはずですぜ・・。」

「誰もわかっちゃいねえんだ。あのマトリクスはケチな武器なんかじゃねえのに。
そうとも、ただのエネルギーとも違うんだ。こいつはパワーなんだ!」


そう言ってマトリクスを体内に取り込んでしまうスカージはマトリクスの持つ強大な力に飲まれてしまいます。
この時点でマトリクスの力を正当に理解しているのがスカージだけというのがこの話のもう一つ面白いところだと思います。デストロンの一般兵士はもちろんガルバトロンも冷静なサイクロナスもマトリクスのことはよく分かっていないようです。常に数歩引いた存在であるスカージに先見の明があったということでしょう。

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「マ・ト・リ・ク・スが効きはじめたー!!ボ・ボディに強大なパワーがみなぎる・・・
100デストロン力(りき)だ!!」


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「ううぅぅ・・・いや、10万デストロン力だぁ!!!」

超人にも超人強度(超人パワー)があるように、デストロンにはデストロン力というパワーの単位があることがここで明らかに。
いや、この涙を流して訴える不器用な表現がまさに鬼気迫る感じをよく表現しているんですよね。ラナバウト・ラナマックの件はさておき、真を突いた訳だと思います。

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チーズ載せホバークラフトはいらんかね~?(ちなみにチーズはクラフトのものでしょうか?)

こうしてマトリクスに魅入られたスカージは、やっぱりサイバトロンを攻撃するためにデストロン軍団を引き連れ出撃するのでした。
この辺のくだりは「使い方を誤るとマトリクスってこうなるんだ」って感じにマトリクスの神秘性を超えて恐さすら覚えるところです。

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可動に関してはすこぶる良好で、接地性もよく関節も程好く堅いのでポーズは決まりやすいかと思います。

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改めて見ると頭の筒状突起がモヒカンのようにも見え、ヒゲもあることからそれがベテラン戦士のようでもあり、燻し銀のかっこ良さをかもし出しているような気がしてきます。おヒゲのロボットはターンAだけじゃないってことですよ!

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サイバトロンを攻撃するために地球にやってきたはずなのに、なぜかおばあさんを追っかけまわすスカージ。
熔けてるし完全にいかれてます。

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そうしてすったもんだの後、スカージは迷いを断ち切ったロディマスに敗れ、マトリクスはロディマスの元に戻ります。
素に戻ったスカージはガルバトロンにめちゃめちゃにやられますが、それは予想通りなので物語はこれにて、めでたしめでたし。


というわけで、レビュー100回記念でホットロディマスと「重すぎた使命」を、続いてスカージとデストロン側から見た「重すぎた使命」をレビューしてみました。この話が面白いのはロディマスの苦悩というのが一番なのですが、マトリクスとは一体なんなんだ?というところにも焦点を当て、サイバトロンとデストロンで交互に話が進んでいくところにも更なる面白さがあると思います。
力なんか要らないと思う者と、力を欲しがる者の対比とも言えますね。たった30分弱のストーリーにこれだけ詰め込んだ傑作は、2010の集大成であり、皆さん既に一度はご覧になっていると思いますが、是非もう一度この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか?
それではまた次のレビューでお会いしましょう。

テーマ : トランスフォーマー
ジャンル : アニメ・コミック

重すぎた使命

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010
騎士 ホットロディマス(復刻版)


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2012年の6月からこのレビューを始めて今回で100回目となります。
というわけで記念すべき100回目は1回目に紹介したジンライと並んでトランスフォーマーの中では最も好きなキャラクターの一人ホットロディマスを紹介したいと思います。

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「ちょい待てよ!何をあわててるんだ?」

というわけで、落ち着いて、今回はホットロディマスのレビューと平行するかたちでトランスフォーマー2010屈指の名作ストーリーである第28話「重すぎた使命」も紹介していきたいと思います。
※「重すぎた使命」は2011年に発売された食玩、トランスフォーマーDVDレジェンドにも収録されています。

「重すぎた使命」の「使命」というのは平たく言うとロディマスコンボイが総司令官として宇宙の平和を守っていかなければならないという使命のことで、ご承知の通りムービーで戦死したコンボイが後継者に選んだのはウルトラマグナス、しかしマトリクスが選んだのはホットロディマスだったというのが、2010以降続くロディマスコンボイの悲壮感漂う戦いの始まりですが、紆余曲折あったのち最終話の一つ前でロディマスのうっぷんが爆発してしまうところに、2010全体の奥行きの深さやロディマス達の群像劇の面白さが集約されていると思います。

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「重すぎた使命」では舞台が日本ということで、象徴的な意味で富士山や皇居が登場しますが、冒頭でアストロトレインに攻撃を受ける新幹線はなぜかトゲトゲしています。ちなみに右の画像の「未来の消防士みたいな格好をした中国人風の男」が他でもない新幹線の運転手です。

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さて、玩具の紹介ですがホットロディマスのビークルモードは2010の主要メンバーがそうであるようにフューチャーカーとなっていて独自のデザインによるカーモードとなっています。
ボンネットにはエンジンが剥き出しになっていて、4ミリ穴が空いており付属武器のフォトンレーザーを取り付けることができます。ちなみにフォトンレーザーは二種類あって良く見ると左右の銃は違うんですよ。
また、今回は復刻版の紹介ですがTFコレクション版ホットロディマスはターゲットマスターとなっていますので、4ミリ穴が5ミリ穴に拡張されてるほか塗装なども一部変更されています。

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後年発売されるヘケヘケ版ホットロディマスと比較していますが、初代ホットロディマスのカーモードをして童夢零(ゼロ)にアレンジしたのはすごいアイディアですね。

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本物のレースってのを教えてやる。
いやあスカッとする!昔を思い出す!


劇中ではラナバウト、ラナマックとカーチェイスを繰り広げることになっていますが、分かる人が見ると実はスタントロンのデッドエンドとワイルドライダーなんですよね。当時の脚本ミスのようです。

それではロボットモードにトランスフォーム!!

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<プロフィール>
役割:騎士
変化:スーパーカー
能力:最高速度193km デストロンのマイクロサーキットを一時的に電磁化することができる。
性格:英雄になる事と重要な地位につく事を夢見る若いサイバトロン戦士。その若さからくる衝動的な行動は自分を不利な立場に追いやる事が多い。少々短気だが常に良心的で勇敢な戦士だ。
武器:射程距離6440mの2つのフォトンレーザー


私の記憶だとホットロディマスは2010放送初期には販売されていなかったと思うんですが、というのも日本では長らくコンボイとロディマスコンボイが交代する重要なストーリーであるムービーが放送されませんでしたから、ロディマスコンボイはホットロディマスがパワーアップした姿というのが伝わりにくかったか、知っている人が少なかったからだと思います。もしかしたら私の住んでいる地域だけだったのかもしれませんが、ホットロディマスが店頭に並んでいるのを見たのはかなり時間が経ってからという記憶があります。

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すったもんだのうち、デストロンにマトリクスを奪われてしまうロディマスコンボイ。ホットロディマスの姿となって目を覚ましますがマトリクス奪還を提案するウルトラマグナス達に対しロディマスが放つセリフは心に突き刺さります。

「ちょうどいい機会だからハッキリ言おう。
オレはもう銀河系の平和だとか宇宙の運命とかにかかわるのはごめんだ。
どうなろうと知ったことか、来る日も来る日もやれデストロン軍団だ、クインテッサだと息つく暇もありゃしない!
それもいつかは必ず終るっていうんならともかく、この戦いにゴールは無いんだぜ!
マトリクスを取り戻したいだと?結構じゃないか、取って来いよ。
でもそいつを付けるバカはもうオレじゃないぜ。オレはもうゴメンなんだよぉ! 」


トランスフォーマーは毎回デストロンが悪事をはたらき、サイバトロンが退治するというのがいつもの構成ですが、いくら正義とはいえ悪にとどめを刺さないという姿勢が900万年も続く戦争の原因ではないかと思うんですよね。まぁアニメだから悪を根絶してしまうと話が終わってしまうわけですが、それにしてもぞっとするくらい長い間戦っているんだというのはロディマスの発言からも伺い知ることができると思います。この終わりの無い戦いにいつまで身を投じればよいのか、自分はリーダーになりたくてなったわけでもないのに、という思わず本音がどっと溢れてしまったロディマスに本当の人間らしさを感じて、最初に見たときはドキっとしました。

それ以来、人生の節目には何かと「重すぎた使命」を見返しては共感したり、思いに耽ってみたりしています。
サラリーマンのバイブルというか、ある程度の年齢に達した男性にとっては思うところのあるストーリーだと私は思いますよ。

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ヘケヘケ版ホットロディマスと比較してみます。ヘケヘケ版はとても良いできですが、旧作と比べるとすこしカクカクしていてもう少し従来の柔らかいラインを残して欲しかったかなと思います。可動もイマイチなのはそのデザインのせいでしょうね。

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巨大ロボットが剣道場で師範から諭されるという異様なシチュエーションには思わず笑ってしまいますが、これで迷いが吹っ切れたロディマスはデストロンからマトリクスを奪還し、サイバトロンのリーダーとして戦っていく決意を固めるという形で物語は締めくくられます。そもそもどうして舞台が日本だったのかというと、このシーンに繋げたかったからかもしれませんね。

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ちなみにヘケヘケロディマスも拳が4ミリ穴なので武器を交換することができるんですよ。

というわけでレビュー100回記念は大好きなキャラクターであるホットロディマスの紹介でした。
今回の記事を書くにあたって、また何度か見直してみましたが何度見ても良い話で心に響くものがありました。
これからも人生や仕事で躓いたり、迷った時は「重すぎた使命」を見て癒されようと思います。

それでは、次回は「重すぎた使命」のもう一人の主役、スカージの紹介でお会いしましょう。

テーマ : トランスフォーマー
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:ドクター
子供の頃からトランスフォーマーを見て育った管理人です。
あまり詳しい情報などは分かりませんが、思いついた時に自分らしいレビューを残していきたいと思っています。
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